2018年2月28日水曜日

#5 ご機嫌の日

こんばんは。
徳田朱莉です。
「今日のGO-JET」はナシ~シリーズです。
(ナシ…何だったか忘れました。笑)



ちょっと寄ってしまってますが、まあ気にしないでおきましょう。
一見普通の「卵と挽肉の炒め物」に見えるこれ、実はめっっっっっっちゃ辛いです。
GO-JETの注文画面で商品の写真は閲覧可能ですが、味は書いてないので想像するしかありません。
辛くないと踏んでいたのですが…味は美味しいんですけど、辛いんです。笑
スプーンが無かったり辛かったりで、朝ご飯は踏んだり蹴ったりです。笑




ですがその後の授業は絶好調でした。


1限は地盤工学です。
今回の内容は「地形の諸量」でした。
微積分を扱うような形地形ではなく、使ったのは三角関数のみでした。
地盤工学というよりは測量学かな、と個人的に思いました。


2限目は数学でした。
これも数学というよりは構造力学のような内容でした。
単純ばりや片持ちばりに等分布荷重が作用した時の支点反力や、支点反力から加重を逆算したりしました。


2つとも、日本ですでに学習していた内容だったので、難なくできました。


一方、テサは自分の出番がなくて少し寂しそうでした。
先生やクラスメイトにめっちゃ褒めてもらったので、今日の私はご機嫌です。




その後はアングーン先生とテサと一緒にランチに行きました。
向かった先はあの「YOSHINOYA」です。
私はてっきり久々に日本の牛丼が食べられると思っていました。
アングーン先生がまとめて注文してくださって…なんと!カレーでした。
付け合わせのドリンクはかき氷みたいな味がしました。
でも久々の日本食は言葉にできない懐かしさがありました。
YOSHINOYAの内装



フライドチキンonカレーとハッピーソーダ
インドネシアに来てから、時間の流れがすごく速いです。
毎日が発見で、毎日生まれ変わっているような気分です。


美味しい物食べて、それ以外の事がある程度うまくいけば、私はご機嫌です。
インドネシアの人たちは常にご機嫌です。
心に余裕があるというか…私もそうなれたらと思います。


ではまた明日。







2018年2月27日火曜日

#4 素敵なバディ

こんばんは。
徳田朱莉です。


外は大嵐。
寮が吹き飛ぶのではないかと心配になります。.


今日は素敵なバディのお話です。


私のバディはテサと言います。
彼女は明るくて優しくて英語が上手で、とても素敵な人です。
それに彼女は日本が大好きで、できることなら日本でまた会いたいと思うほどです。


私の生活は彼女なしでは成り立ちません。


朝はルスナワ(寮の名前)まで迎えに来てもらい、GO-JETでキャンパスまで向かいます。
授業中は、先生のインドネシア語を彼女が英語に翻訳してくれます。
移動教室や休憩時間の時は、話が途切れることがないくらい、ずっとおしゃべりしています。
授業が終わると買い物に行ったり、私の部屋でおしゃべりしたりします。


1日を振りかえってみると、彼女と一緒にいない時間がありません笑。


テサを含め、インドネシアの人たちは超優しくてフレンドリーです。
私は基本的にディポネゴロの学生と仲良くなりたいので、すれ違う学生には笑顔で会釈をするようにしています。
私が会釈すると、全員がスパー笑顔で会釈を返してくれます。
日本ではそうは行かないだろうな…と思いながら、幸せな気分に浸っていました。


笑顔で挨拶されることがこんなに気持ち良かったなんて…!


私はテサに「なぜインドネシア人はこんなに優しいの?」と聞いてみました。
テサは「あなたは小さいときに親から教育を受けるでしょう。私たちは人には優しくしなさいと教育されてきたの。これはIndonesian Culutureよ。」と答えてくれました。


素晴らしい国民性だと思いませんか。
日本にはインドネシアは危険・汚い・暑いといったような、マイナスのイメージばかり先行しているような気がします。
そんなことはない!と声を大にして言いたいです。




さて、今日は材料実験に参加してきました。
先に言っておきますが、実験の後に用事を控えていたため、1番肝心な結果が取れていません。
ご了承ください。


今日の実験のテーマは「フレッシュコンクリートのスランプ試験」でした。


まず、材料を測ります。
材料はセメント、水(地下水)、粗骨材(最大粒径40mmくらい)、細骨材です。
混和剤は入れません。


実験室(というか、工場みたいな空間)に電子はかりは無いので、天秤のような道具を使って計量します。


(Wi-Fiの調子が良くないので、画像はありません。)


そのあとは、材料を混ぜ合わせて(手練り)、スランプ試験を行いました。
スランプ試験は日本と同じように、1/3ずつコンクリートを詰めて、突き棒で25回突きます(粗骨材が大きいので、10cm位の高さから棒を落とします。)
スランプコーンの大きさも、日本と同じです。
スランプコーンを引き抜いたとき、徐々に低くなる滑らかな崩れ方ではなく、上層部が飛び出すように崩れたので、変な感じがしました。
スランプの目標値は7~10cmでした。


できあがったコンクリートは、日本のものと比べると、すごく水っぽかったです。
おそらく、インドネシアは気温が高いので、水が蒸発してしまわないように、水分量を多くする必要があるのだと思います。


実験中、大学の先生方とテサに、日本での材料実験のことを聞かれました。
日本では計量は機械で行い、練混ぜは手練りと機械練りの両方をやって比較するという説明をしました。
ディポネゴロ大学にとって、デジタル試験器はとても高価で、実際の現場でもほとんどが手作業で行われているそうです。
また、工事現場の作業を(ときどき)プロでは無い方が行うため、実験で示された値が十分に発揮できないことがあるそうです。


バンドンのダムはどのように造っているのでしょうか。
ワクワク。


今日は疲れちゃったので、ここら辺で。


Tera ma kasi!

2018年2月26日月曜日

#3 耳が痛い話

こんばんは。
徳田朱莉です。




今日はタイトル通り、耳が痛くなる話(目を背けたくなる話)をしようと思います。




皆さんは私が通う大学、ディポネゴロ大学のDiponegoroとは何なのかご存知ですか?


Diponegoroとは人物名で、学校の近くに3mくらいの大きな像まで建っているほど、有名な人です。


一緒に車に乗っていたインドネシア人の先生に、彼の像を指さして「あれは誰ですか?」と訪ねました。


先生いわく、彼は日本からインドネシアを守った人だそうです。
1940年に日本軍はインドネシア・ジャワ島に上陸し、多くの人を傷つけた話を聞きました。
私自身、日本がインドネシア人を傷つけた過去は知っていましたが、現地人からこんな話を聞くことが、こんなに心苦しいとは思っていませんでした。




どうすれば良いのか、本当にわかりません。
過去を変えることは出来ませんし、どんな償いをすれば良いのかもわかりません。
もっとも、それ相応の償いがあるとも思えません。




昨晩はそれを考えてなかなか寝付けませんでした。




そんなことを考えてベッドに入ると次第に眠くなってきて、気づくと朝でした。




私の寮には食堂もキッチンも無いので、基本的に外で購入した物を食べます。


インドネシアには「GO-JET」という便利なアプリがあって、タクシーを呼んだり、病院に薬を取りに行ってくれたり、何でも出来ます。
今朝はたくさんある機能の内のデリバリーサービスを利用しました。


私はナシ~シリーズを試してみたかったので、ナシオムレットを注文しました。


まずびっくりしたのはダイレクトに紙に包んであったこと、もうひとつはスプーンが付いてなかったことです。
ナシというのは炒めたご飯のことなんですかね。

それと!素敵なバディに会えました!
そして、明日からいよいよ授業です。
また明日。

おやすみなさい。

2018年2月25日日曜日

#2 思ってたのと違う

今日は土木科の先生と2人でランチに行きました。
インドネシアの伝統料理が食べたいとお願いすると、ナシゴレンのお店に連れて行ってくださいました。
ナシゴレンはインドネシアの伝統料理で、ピラフや炒飯に似ています。
インドネシア特有のスパイスが効いていて、とても美味しかったです。
これはハマりそうな予感…笑

その後は、車に乗せてもらって、近くのスーパーまで行きました。

その道中で見たのは、私にとって異様な光景でした。

インドネシアの道路には信号や標識がありません。
道路の安全は”人”によって保たれています。
大量の車が行き交う中、身ひとつで道路のど真ん中に立ち、車に指示を出します。
彼らは大きく二つのグループに分けられます。
ライトグリーンのジャケットを着た、道路警察のような職の人たちと、オレンジのジャケットを着た、低所得者の人たちです。

後者の中には子供もいました。
テレビのドキュメンタリーや写真で見た時とは違う、何かが私の中に込み上げてきました。

おかしいでしょう。
その子はおそらく私の妹と同じくらいです。
妹は学校に通って部活もして、塾にも行っています。
生まれた国が違うだけなのに…。

それにインドネシアの道路は、日本製の車輌で埋め尽くされていました。
先生いわく、「インドネシアには自国で車を生産する能力がない」のだそうです。

留学へ行く前、私が思うインドネシアに対するイメージはこんな感じでした。
・資源がたくさんある国
・若い人が多く、将来は優秀な働き手に恵まれる国
・2030年には日本のGDPを追い越す国

今でもそのイメージは変わりませんが、実際に来てみて発展途上の面が見えました。

ここまで読んで、「ああ、やっぱりインドネシアは発展途上国じゃないか」と思った方が多いかも知れません。

そこで皆さんにプチニュースです。
インドネシアのスマートフォンの普及率です。
私はインドネシアでガラケーを使っている人にまだ会っていません。

気になって調べてみると、インドネシアのスマートフォンの普及率は世界でも話題になっているらしく、市場として注目されているようでした。

インドネシアは近いうちに必ず先進国になります。
(なってほしいと思っているのかも知れません。)

インドネシアに愛着が湧いてきた今、私は土木技術者として何が出来るのか、考える必要があると思いました。

2018年2月24日土曜日

#1 あたたかい国

徳田朱莉です。
Finally I have arrived at Indonesia.
今はディポネゴロ大学の寮にいます。
昨日は深夜に到着して疲れがピークだったのか、すぐに寝てしまったので昨日のことを書こうと思います。
暑い。
スカルノハッタ国際空港に着いてから、1番初めに思ったことです。
でも日本の梅雨のようなうっとうしさは無く、気持ちが良い気候です(スコールがたまにキズですが笑)。
ジャカルタで荷物を受け取り、今日の1番の難所である国際線→国内線の乗り継ぎに挑みます。
何が難しいかと言うと、
①国内線ターミナル行きのバス停が空港から少し歩いたところにあること
②バス停が多くてどこで乗下車するのかわかりにくいこと
です。
Where is The Terminal 3 ?
(The Terminal 3 は国内線ターミナルのことです。)
そこら辺の人に聞いて回りました。
場所がわからない人や英語を話せない人など色々いましたが、みんな足を止めて笑顔で私の話を聞いてくれました。
無事バスに乗れてからは、
I want to go to The Terminal 3, where should I leave?
と近くにいたインドネシア人の家族に尋ねてみました。
彼らはすごく丁寧に教えてくれて、目的地に着くまで、私は彼らと自分の留学や日本の話をしました。
本当に当たり前のことですが、"大切なのは自分からアクションを起こすこと"というのを再認識した1日目でした。
それに、インドネシアは気候も人もあたたかい、とても素敵な国だと感じました。