2018年11月21日水曜日

差別(discrimination)について

Tere ! どうもこんばんは、皆さん元気にお過ごしでしょうか、今日は少し重めですが大事な話題、差別というものに書いていこうと思います。
かなり僕の意見や考え方が入っていますがご了承ください。


 先日Viljandi(ヴィルヤンディ)という街に僕のお世話になっている留学機構主催の観光に行ってまいりました。素晴らしい場所だったのでこれについてはまた後日書かせていただこうかと思います。
 さて、この観光1泊2日のもので普段話すことのなかった他の留学生と意見を交えることができました。そこで僕のほかにもエストニアにいる留学生さんがいるのですが、そこで差別にあっている女の子たちと話す機会がありました。どんなことをされたのか、どういう気持ちになったのか、今どうしているのか、いろんなことについてほぼ同年代からの生の声はとても痛々しく、とてもつらい思いをしたのが目を見るとわかりました。
 僕はその中で年長(1,2歳差ですが)、そして集まった中では唯一の男でしたのでいろんなことを考えてアドバイスや考え方を共有したつもりでしたが、帰りのバスの中本当に投げかけた言葉は正しかったのかであったり、差別というものに関してたくさん考えました。そこでブログに書こうと決意しました。難しい話題なだけにしっかりと読んでいただけると嬉しいです。

 具体的にどんなことを言われたのか、ブログに書いてもいいか聞くといいよと返事をいただけたので下記に記します。

学校の廊下で階段降りる直前に9年生の男子に「あ。チンチャンチョン。」と言われた。
食堂から出て歩いてたら5,6年生くらいの男の子の集団にチンチャンチョンって結構大きめな声で言われた。
他にもすれ違った後にチャイニーズ、シーナなどと言われたりいろんなことを言われたそうです。

 感想として、これを聞いて僕はただただ驚きました。なぜかというと僕の周りには全くそんな人がいなかったからです。学校、街中、友達、ホストファミリー、すべての環境が暖かく(気候は寒い)素晴らしい場所だからです。言い方は悪いですが、この話を聞けて良かったと思います。このまま僕が1年間ほかの人の留学生活を知らずに終えたらエストニアのいいところしか学べませんでしたから。
 日本に来る前に差別的なことは何もなかったと聞いていたので安心していたのもありますが、こんなにもいい国でも、かなり教育レベルが高い国でもいくらでも差別なんてものは存在するということには驚愕しました。ですが、言い方は悪いですがある意味差別というものに関して考えられるいい機会になりました。

 ただ、差別は悪意があるにせよ無いせよ非常に残酷なものだと思います。ある意味悪意ない差別ほど人を傷つけるかもしれません。上のような言葉を言われたときにどんな気持ちだったのか伝えてくれました。
「なぜそんなことを言ってくるのか」、「何か相手に失礼なことを言ってしまったのではないか」、「そもそもチャイニーズ、シーナなんて言われて不快に思う私が中国人に対して差別をしているのではないか」
 いろんな気持ちを吐露してくれました。
まだ小さいから。知らなかったから。傷つける気持ちなんてなかったから。もし差別してしまった側がそう弁解していたとして「そうだね、仕方ないよね」で済ませられるでしょうか?
 僕もまだ17年半しか生きていませんがいろんな差別的な言葉を無意識に使っていたかもしれません。知らないうちにいろんな人に傷を負わせてしまっていたかもしれません。今回の話は人種差別に該当するのでしょうか。ですが世の中にはいろんな差別が存在しています。どんな国でもどんな地域でもどんな人にでも差別はあるのかもしれません。だからこそ無意識に差別をしていたのではないか、だれかを知らないうちに傷つけてはいなかっただろうか?そう考えてみていただけないでしょうか?
 自分の考えだけを正しいと考えずいろんな見方をしてみることでより人として成長できるものではないでしょうか?
 そして差別を受けた方へ、差別を受けても堂々としてください。それができないなら無視するか逆に相手に微笑んであげてください。相手が意に介していないことを見ると相手もそのうちやめてくると思います。しんどい時は周りに助けてもらってください。ひどい人はいますがごくごく一部です、たいていの人は優しいことが多いです。
 そして僕もそんな誰にも優しくできるような人に、海外の日本と違ったやさしさなんかも勉強していこうと思います。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。これを読んだ機会に今一度過去の自分、これからの自分について考えてみませんか?
僕はこの世から差別がなくならないとしても、いろんな価値観を受け入れて考えられる人になろうと思います。

それでは皆さんおやすみなさい、Head ööd !

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