世界一の星空を目指して
念願のテカポへ出発!!!
地球の上に立っているんだという実感がわくほど広大で大自然に覆われたテカポの街は、本当に小さな町でした。人口は約500人。空っぽの家々が丘にポツポツと広がっていました。それらは全て観光客向けのVisitorHouseです。標高約700mに位置するこの街はに日中は汗をかくほど暑い日差しが照り付けるのに対し、夜は氷点下近くまで冷え込み、気候変動も激しい環境です。テカポに着いたときは曇天の空模様。私以外の留学生や先生はみんな星空ツアーをキャンセルしてしまいました。ですが、山の天気は変わりやすく、雲の流れも速いのですこしでも晴れ間に覗く星空が見たいと決心し、ツアーへの参加を強行したのでした。するとみるみるうちに雲が消え、星空を阻むものは月明かりだけになりました。この日は満月に近かったので、自分の影が見えるほど煌々と月が輝き、星空が明るくなってしまいました。それでも3等星程度までの星がくっきりと見える夜空でした。これは本当にすごいことです。
今回は日本語版でツアーのガイドを受け、二度目の来訪時には英語のツアーに参加することにしました。プロの星空ガイドの方の案内はとてもユーモアがあり、お客さんを退屈させない楽しい案内でとても勉強になりました!周りのお客さんの迷惑にならないぎりぎりのラインでインストラクターの方に質問をたくさんして、情報収集(メモを取りながら)。自分の手元がはっきりと見えるほど、とてつもない月明かりです。自分の影がはっきり見えます。
誰かに星空案内をすることは、実はとても難しいことです。例えばみなさん、星座はいくつありますか?星が時間とともに、あるいは、季節とともに位置が変わるのはなぜでしょう?月の裏側を地球から見ることができないのはどうしてか、知っていますか?
もうお気づきかもしれませんが、相手がどこまで天文学の知識があるのか、わからないのです。詳しい人もいれば、全く知らない人もいる。ツアーとなればそういう人たちが混在している状態です。星空案内人はこのような状況で誰もが退屈しない案内内容や雰囲気づくりをしなければなりません。これがもっとも星空案内人としてのスキルが問われるところです。つまり、「星空や天文学のことをよく知っている」だけではダメなのです。自分の持つ知識をいかにして分かりやすく、面白く伝えることができるか、それが星空案内に求められる能力です。こればかりは場数を踏むしかありません。プロの案内から面白い説明や上手い話し方を盗んで、少しずつ磨いていきたいと思います。
25日~28日もう一度テカポを訪れたときは、月齢もすっかり満月からは遠ざかり、今度は満天の星空が見れますようにと毎日拝んでいます(笑)
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宿泊施設の左上に南十字星 |
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プロのカメラマンが私のカメラで写真を撮ってくれました |
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翌日は皮肉な晴天で湖もご覧のとおり |
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有名な「善き羊飼いの教会」 |
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歩いて一時間、急な傾斜の険しい参道を歩いて上ります |
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Mt.John天文台に到着、眺めは最高です! |
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向こう側に見える山脈がMt.クックです |
山川さん
返信削除念願のテカポだね\(^o^)/
山川さんにとっては
邪魔者だった満月が
私は大好きです♡
きっと私には想像すらできないような
星空が広がってるんだろうなと
羨ましさいっぱいです。
次はもっともっと
たくさんの星たちにであえますように。