2016年9月25日日曜日

曇天雨女 in Tekapo


2nd Tekapo Trip

 今回は一人旅。バックパッカーデビューです!バスに揺られて4時間弱。二度目のテカポは曇天小雨の空模様。到着してすぐに星空ツアーを明日に変更しましたが、滞在する3日間とも天気予報はあまり期待できないとのことで、悔しさのあまり極寒のテカポ湖に飛び込みそうでした(笑)天気ばかりはどうしようもないのですが、本当にこの留学、アクシデントばかりな気もします。

 星空がなければ何もすることがないじゃないかっ!と一人でいじけながら散歩していると、有名な「善き羊飼いの教会」が曇天の空の下にポツンと建っているのが見えました。本当にただの思い付きで行ってみると、とても素敵な教会で感動しました!中に入ることができたので入ってみると、外が曇天のはずなのに暗い外の雰囲気を感じさせない不思議な空間が小さな教会の中に広がっていました。教会に入って正面の大きなガラス窓からは、テカポ湖を一望することができ、ガラス窓の前には、二つの燭台に挟まれて十字架が一つ置かれていました。まるで十字架に晴れ間がさしているかのように見える不思議な空間でした。圧倒されてしばらく教会の椅子の端っこに座っていると、いつのまにか聖書を手渡されて、みるみるうちに教会は満席に、、、、。みなさん、おわかりですね?そうです。感動している間にお祈りの時間になっていたんです。またその空気に圧倒されてやるしかないと腹をくくり、いざっ!!しかし、、、神父様の一言目の発言に私の覚悟が揺らぎます。「これから一時間程度のお祈りを始めます。」 一時間、、、、。お祈りがそんなに時間のかかるものとは知らず、でも始まったものは仕方ないっ!改めて腹をくくり直しお祈りに参加しました。
 
 私はお祈りというものに少しも馴染みがなかったため、退屈で意味が分からないものだろうと思っていました。ですが、キリスト教会のお祈りは、とても感慨深いものでした。聖書に書かれている意味は確かに複雑で宗教的ですが、そこではなく言葉のリズムや参加している人々の雰囲気がとても心地よく、優しい気分になりました。4つほど歌を歌って(少し遅れて歌うようにしてメロディを覚えながら歌い切りました)パンとワインを一口ずつ口に含んだり、とても儀式的な雰囲気もありました。みんなで同じことを、同じ歌を、小さな教会の中で同じ気持ちになれる気がしてくるお祈りの不思議な空気。私は今日キリスト教というものに対する価値観が大きく変わったと思います。「神に祈る」。それはお願い事をするのではなく、目に見えない形への感謝と心の安らぎを求める人々が集まってできた儀式なんだと感じました。少しも嫌な感じはしません。今まで宗教という言葉にひっかかりを抱えていたことが無知だったと痛感しました。

 明日も朝から教会を訪れてみようと思います!、、、天候祈願も込めて、、、。


曇天の空模様、、、。

教会のすぐそばに建っている犬の像

善き羊飼いの教会です!!

教会の中は撮影禁止です

1 件のコメント:

  1. 山川さん
    何かが目覚めたね(^^)
    教会って大小に関係なく
    すごく厳かな雰囲気が漂ってて
    自然とお祈りしたくなるよね。

    お天気良くなるといいね。
    十分気をつけてくださぃ。

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