2016年9月13日火曜日

運と努力

 不測の事態、聞いていた話と違うこと、ありとあらゆることが自分の想像していた留学と違っています。時には、自分の運によって変わってしまうこともあります。

 農業の授業を受けている私は今日、本来なら実地研修に行き、ファームで生まれたての羊のケアをする予定でした。しかし、学校の留学生全員参加のトリップと重なってしまい、参加できなくなってしまったのです。実地研修の予定日が唐突に変更されてしまったためでした。これは私にはどうすることもできません。NZの農業を学ぶ上で最も刺激的な研修だと思っていたので、これはかなりショックでした。

 ここであきらめたら何にも得られないと火がついて、代替案を求めて頼み込むしかないと腹をくくり、「農場でボランティアをさせてください!」とInternational Officeに駆け込みました。

 しかし、そう簡単に見つかるものではありません。見学ならともかく、ボランティアとなれば受け入れ側の余裕と手伝ってもらいたい仕事がなくてはなりません。留学生担当の方が月曜日にどこかできる場所がないか探してくれましたが、断られてしまったり、予定が合わず、見つかりませんでした。

 意気消沈して、また考えにふけっていると、相談していたセラさんが自分の飼っている馬の世話を一緒にするかと提案して下さり、月曜日は馬の世話を手伝いに行きました!

 無理を言うのはとても勇気がいることだと感じます。わがままをどこまで言ってよいのかわからなくなる時もあります。それは今回のことだけでなく、ホストファミリーと過ごしているときや友達と過ごしている時も同じです。

 私は度重なる不測の事態に出会い、誰かに相談したりお願いする時、三つ心に決めていることがあります。

その1:自分の一番理想とする案を押し付けない。
その2:やりたいことを細かくしない。
その3:提案にはまず乗ってみる。

 人にお願いする時は、受け入れる範囲を広げてやりたいことの方向性だけ指定するのがコツだと学ぶことができました。馬は老馬と赤ちゃん馬で乗馬はできませんでしたが、初めての馬、初めての馬の世話は、とても貴重な体験になりました。誰かに相談したときは、自分の理想を一番とせず、相手が答えてくれた案を信じてまずは乗ってみる。これが大事だと思います。

 もちろん最初はニュージーランドに来たのだから是非羊の世話がしてみたいと思いました。馬はあまり興味がありませんでした。ですが、いざ行ってみれば馬が大好きになりました。なんと立派な筋肉!毛並み!心の底から馬に謝罪しました。馬は、偉大です。


 初めてのニュージランド。ここは私の知らないことでいっぱいです。だから全部やってみなくてはわかりません。自分の時間や体力を出し惜しみせず全力を尽くすこと。留学を楽しむための私のコツです(笑)


1 件のコメント:

  1. 山川さん
    人生は自分の思い通りにいかないことがほとんどです。
    その時に腐らず、別の道を探してみる!それもワクワクする道を!
    どれだけそれが出来るかで、その人の人生の輝きが変わってくるんだと
    思います。
    私はどちらかというと、腐ってしまうほうなので
    山川さんのように前に進める人は尊敬しますね(^^)
    自分ひとりで考え自分ひとりで最善の道を見つけ出す・・・
    日本にいたらなかなか出来ないことです。
    がんばれ!(^o^)

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