9/1
今日から9月です。台風が異常な行路をとったりだとかで大変だとネットニュースなどを通じて聞いております。ですが台風が日本から残暑を連れて去っていってくれ、秋晴れの過ごしやすい日々が訪れると考えれば、少しは台風による暴風雨も我慢のしがいがあるのではないでしょうか。僕が帰る頃には秋も深まり、少しずつ葉も色づき始めているのではないでしょうか。17回目の秋めいた日本での暮らしが楽しみです。こちらはまだまだ雨季で雨が降らない日がなく少し肌寒いです。日本で言うと10月の下旬くらいのイメージでしょうか。
気付けば出国からはや10日が経過しました。きっとあっという間に残りの25日も過ぎてしまうものだと感じます。悔いの残らぬよう全力で日々を生き、そして終わった頃には今後の人生の航路を少しでも見出だし、皆様に成長した姿を見せられたらなと思います。
それでは以下本編です。
今日の朝は久しぶりに晴れた。久しぶりにアンナプルナとフィッシュテールの気高い姿を拝むことができ、気持ちのよい朝だった。午前は蝶の調査へ。ヒマラヤに住む蝶は本当に種類が多く観測のしがいがある。当初心配だった足の捻挫も特に問題なく、まだ少し腫れは残っているが疼くことはない。活動中はハイカットのトレッキングシューズでしっかりと固定されているのでそちらも心配ない。
調査のあとは昼食だ。食事には完全に適応でき今では毎食美味しくいただいている。ナイフとフォークもうまく使えるようになってきた。しかし、ここの食事での唯一の問題は、野菜があまりなく全体に脂っこいことだ。胃薬とビタミン剤でなんとかお腹の調子も保ててはいるが、やはりその点は不安には不安が残る。
昨日と同じく今日は夜に調査があるのでお昼の調査はなかった。なのでジェイク、ソフィー、メアリー、ジル、そしてフィルと僕で村のパン屋へ。しっかりとしたカフェスペースも設けられていたので、今日はそこでティーブレイクを楽しむことになった。僕はミルクティーとプレーンドーナツを頼んだ。ドーナツが手のひらくらいの大きさで食べるのに一苦労したが楽しい一時を過ごすことができた。途中で雨が降ってきて干している洗濯物が心配だったがホストファミリーのお姉ちゃんが取り込んでおいてくれたらしく無事だった。
帰ったあとはシャワーを浴びた。帰ってきた頃には雨もあがっていたのでお湯がでると期待していたのだが、太陽に雲がかかってしまいぬるま湯だった。まあ冷水じゃないだけよかった。
その後夕食をとった後はラジというホストファーザーとポカラにいついくかということを話し合った。ジェイクとソフィーが母国に帰るために空港に向かう途中の6~8日の三日間ポカラに滞在するらしかったのでジルと僕もそれについていくということになった。ホテルはジェイクが安宿を手配してくれており、部屋にベッドが2つあるのでルームシェアをして割り勘にすることにした。なので元々1泊800円のところが1泊400円に。驚きの安さである。この三日間でしっかりとリフレッシュして活動のモチベーションに繋げていきたい。
話がまとまり夜の蝶の調査を行った。途中で僕が見つけた蝶が、見たことのないものだったので、正式にではないが、活動内で使うときの蝶の名前を決めていいよと言われた。色々と考えたがけっきょくまとまらず「朝陽蝶」と名付けた。白くて小さい姿には似ても似つかない名前だが、まあこれはこれでよかったのかもしれない。
明日はヒマラヤの日の出を見るために5時に起きて山を登る。なので今日はさっさと床に入らないといけないので、細かい描写は割愛することにした。自分としても日記は大切な財産になるので、しっかりと心の揺れ動きも書き留めておきたいのだが今日ばっかりは仕方がない。
それでは、また明日。
早くも10日目だね~
返信削除十分、心の機微まで表現できております、安心して下さい、はい。
まだまだ日本は厳しい残暑です。。。
周りの人たちとちゃんと会話も意思疎通もできているようだし
足の具合も問題なさそうだし、安心しました。
「朝陽蝶」嬉しいね。
自分の名前をつけられるなんて、なかなかないよ。
この調子で!