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今朝はヒマラヤの日の出を拝むべく5時に起床。しかし大雨だったのでやむなく中止となり7時の朝食まで二度寝することにした。
午前中は鳥がたくさん巣を作っている切り立った崖の中腹の窪みを見に行った。100~200の鳥が崖のまわりを飛び回っており、ここの人々は皆のんびりとしているのに鳥たちはなんだか忙しないなぁと思いながらその様子を眺めていた。
この崖は少し遠くにあったので、帰ってきたときにはくたくたで、昼食の後は午後の調査が始まるまでベッドで夢を見ていた。
午後は蝶の観測に向かった。いつもは墓地で行うのだが、今日は近くの寺の奥にある開けた草原で行った。寺は改修中で工事しているおじさんが「Chinese?Korean?」と聞いてきたが、残念、日本人だ。ネパールに来てから、よく韓国人に間違われる。僕はそんなに韓国人顔なんだろうか。
蝶の観測の後はさらに奥にある崖に向かい村落とヒマラヤを眺めた。素晴らしい眺めだったが崖の下を見て、もし足を滑らせたらと考え、気が気でなかった。
帰ってぬるいシャワーを浴び、夕食までは、持ってきている小説を読み返していた。ここでは午後の調査の後から夕食までの時間は、なんとなく皆、自分の趣味の時間となっており、ジェイクは部屋でギター、フィルはゲームボーイのポケモン、ソフィーは読書、ジルはだいたいパソコンをいじっていて、メアリーは部屋で映画、そしてラファエルはメインルームでお酒を飲む。夕食の後は皆で談笑を楽しむ。僕はいつも談笑を小耳にはさみながら課題を少しずつ進めている。一人の時間と皆の時間がほどよいバランスで設けられており心地がよい。今日も夕食後は課題に取り組もうとしたが、ジェイクに誘われパン屋兼カフェでお茶会となった。談笑しているとカフェの近くの建物からお経のような音楽が聴こえてきた。低く響く声のゆったりとした単調なメロディーが印象的で今でも耳に残っている。
寝る前はいつもフィルと少し話す。今日は日本のお金を見せてと言われた。どうやらお金に描かれたその国の有名な人や建物を見たかったらしい。その後1000円札の野口英世、10円玉の平等院などについて、しどろもどろになりながら、なんとか英語で説明した。その後はフィルがドル札の人物について色々と話してくれた。
明日から1泊2日のトレッキングだ。1日8時間の山登りと聞き、すでに自信をなくしているが、黙々と山道を歩く時間は考え事にもってこいで嫌いじゃない。
ソフィーとジェイクはあと数日で母国に帰ってしまうので、それまでに少しでもたくさん彼らとの思い出を作れたらなと思う。
それでは、また明日。
松本君。過酷なトレッキングのようですが、足は大丈夫ですか?無理をしないで、と言っても、まぁ無理をするでしょうが、くれぐれも足を踏み外さないでくださいね。
返信削除ほんと、雨が多いね~(+_+)
返信削除写真は改修中のお寺かな?小ぶりやね。
周りの人たちと普通に「談笑」できてるのがすごいです。
山登り、頑張ってね!