今朝は喉の痛みと熱っぽさは残るものの随分と風邪はましになっていた朝食をさっさと済ませ、ジェイクに別れを告げ、ジルとタクシーにのりこんだ。しばらくしてジープ乗り場に到着。ジープに乗り換えた。ジープは過去最高の12人が乗車。元々は6人用の自動車のため乗車率は200%というわけだ。さらに車の上にも乗ろうとするおじさんがいたがさすがに車が壊れることを危惧したのか運転手が止めに入っていた。車内には排気ガスのひどい悪臭と、隣のおばさんが食べている揚げ物の古い油の臭いで、過去最高に不快なジープ旅となった。さらに途中で道が土砂崩れで塞がっており車が通れなくなっていた。そのためそこで車から下ろされ、予定していた距離の2.5倍程度の道のりを歩くはめになった。途中で一匹の野良犬か飼い犬か分からない一匹の犬が、おれに道案内は任せろと言わんばかりにずっとついてきた。撫でてやるととても嬉しそうで、そんな様子を見ていると長い登り道の苦痛も和らいだ。
そして夕方5時すぎに何とか村に到着。ホステルは村のてっぺんにあるのでとりあえず休憩をとることに。ふと服を見ると血飛沫の痕のようなものが。思わず日本語で何で!?と叫ぶ。服を脱いでみると腹部に2ヶ所、背中に1ヶ所噛まれた傷がある。どうやら気付かぬ間に服の中に山蛭が侵入していたらしい。犯人はまだ現場にいるかもしれないと、上半身を隅々まで見回すと、右脇に大きな山蛭が噛みついているのを発見。急いで引き剥がし投げ捨てる。しかし時すでに遅し。脇からも出血が止まらず上着はひどい有り様に。洗濯がさらに億劫なものになることにため息をつきつつ、上着はもう諦めてホステルへ。部屋に到着後、すぐにシャワーへ。雨が降っていたのだが、今日はなぜか温かいシャワーが。神様のせめてもの慰めだと思い、ありがたく浴びさせていただいた。そしてシャワーの後の夕食でメンバーががらりと変わっていることに驚いた。まずポカラで既に顔を合わせた二人に加え、さらにもう一人男性が増えている。だがなりより驚いたのはラファエルがスイスに帰ってしまっていたということだ。突然の別れに狼狽えた。最後にさよならくらい言いたかった。同時にここは本当に一期一会が学べる場だなと実感した。
3日間、予想以上に苦労とアクシデントの多いポカラ滞在だった。
明日は疲労の抜け具合と風邪の治り具合を見つつ、調査の参加するか否かを見極めることにしよう。
それでは、また明日。
松本君
返信削除写真だけ目に入った時には
犬にかまれたのかと思ったゎ(^_^;
蛭にかまれた跡って痒いのよね?
災難だったね・・・
まさに一期一会。
出会えたことに感謝すると共に
出会えて良かったと思ってもらえるような
人であってほしいと思います。
早く風邪直して調査がんばってちょーだい!
私も白いTシャツの背中に血で日丸ができていたことがあります(笑)
返信削除雨の日はヒルに要注意です!血を止めるには新聞紙かティッシュをちぎって傷口に貼り付けてください。ヒルに噛まれても病気にはなりませんので安心してください。でも、傷が治る時にめっちゃ痒いよ。
ヒルは足元からも来ますが、赤外線を感知して木の上から人間が通ると降ってきます。私はヒルが降ってくるところでは、つば広帽子を被っています。
では、健闘を祈る!