こんにちは、スリランカの宮武です。
昨日、トゥサーレで視覚障害をもつセラピストたちに指圧治療を教えていた笹田先生が日本に帰国されました。
笹田先生は20歳の時事故で全盲になられてから、日本で視覚障害者による指圧療法の講師として活動されていました。そして定年後から、インド、マレーシア、スリランカの視覚障害者への指導を始められたそうです。
御年79歳ですが、指圧の腕はもちろんのこと、英語が堪能でパソコンも使いこなし話もとてもおもしろい偉大な方です。
実は僕のスリランカでの活動の1/3くらいは先生のサポートをすることでした。先生は全盲にも拘らず、"もしかして目が見えているんじゃないかな"ってくらい大体のことができてしまうのですが、道を先導したりごはんの準備したり写真の選別をしたりなどのサポートは必要でした。
わざわざスリランカで、なんで日本人のサポートしてるんだって思われるかもしれませんが、僕は笹田先生と出会えて本当によかったと思います。いろんなことを学ばせていただきました。セラピストたちも先生を尊敬していて、彼らにとっても先生は偉大な存在だったと思います。
そんな先生が昨日帰国しました。先生の代わりの講師として、インドから先生の教え子のアミットランジャンが3日ほど前から指導をしています。
セラピストたちはまだ先生がいない寂しさを拭い切れていませんが、彼らが将来自立して職を持つためには自分自身の努力で腕を磨くことが必要です。先生のようになれるように、新しい講師とともに今日も頑張っています。
僕もあと5日ほどですが、悔いが残らないように、やれること、やろうと思います。
人生の中でどれだけ尊敬できる人と出会えるか、
返信削除それは自分が誰かに尊敬される人間になるために
大切なことだと思います。
まだ10代のうちから良い経験ができましたね。
残り少ないですが頑張ってください!