今日はいろんなところに行きました。
まずはカドゥエラにあるごみの集積所に行きました。石川さん曰く、ここは平石先生の遊び場だそうです。ごみの集積所ですので、当然臭いがすごく、気を抜いたら倒れてしまいそうでした。
ここでは、生ごみをコンポスト(堆肥化)することで、ごみの減量化に挑戦していました。
最終的には写真のように真っ黒になり、生ごみの跡形がなくなってすごく分量が減っていると思います。
アプカスでは、ここで出来た堆肥を後に行った無農薬農園で使おうと考えています。ただ、ごみの分別がしっかりされていなかったり、混ぜ方が甘いせいでまだ実用化できるレベルではないそうです。
ごみを分別するというのは、ごみを生産する側がその必要性をある程度理解していないと難しいことだと思います。スリランカ人は根本的にルーズなところがあるので、分別が進むのはまだまだ先かもしれません。
次にアプカスが技術支援をしている無農薬農家を何軒か視察しました。ここでいう無農薬とは、農薬を使わないのはもちろんのこと、化学肥料も使わないというものです。カドゥエラでは、化学肥料の高騰、有機肥料の不足による中小農家の貧困化が問題となっており、それらを改善するためにアプカスでは有機農業の技術指導、有機野菜のブランド化を進めています。
僕が今回いったのは比較的頑張っている農家だったみたいで、どこも美味しそうな野菜が育ってました。
僕が見た感じあんまり生活に困っていそうな農家はいなかったので、石川さんに「彼らは現状の収入で満足しているんですか」と聞いたところ、「生活に問題はないけど、子供にいい教育を受けさせるためにお金がほしい」だそうです。
(スリランカ人はだらけやすいので、定期的に顔を出すのが大切らしいです)
やしの実で囲いをつくってました |
ジャックフルーツを食べました。ちょっとで満足しました。
最後に、コロンボに戻り義足の製作所に行きました。突然行ったのですが、石川さんの知り合いが以前そこでボランティアをしていたこともあって中を見学させていただきました。ここでは、石膏で型を取り、それに合わせてゴムを形成し、その周りにプラスチック製の足型をはめるという義足を作っていました。思ったよりもしっかりしたものを作っていて驚きました(もっとひどいと思ってた)。
ただ、基本的に手作りなので、膝関節、足首の関節は固定されてしまい、使用者は慣れるまでは相当歩きにくいし痛いと思います。しかし、スリランカの義足使用者は年々増えていているらしいので(内戦の影響もあり)これから技術も進歩するとおもいます。
また、兵庫県リハビリテーションセンターの方に、「スリランカに技術支援を申し出たら断られたから、その理由を聞いてきて」頼まれていたのですが、ここにはJICAが寄贈した義足を作るための大きなオーブンがありました。僕が行ったのはNPOのところだったので、断ったのはまた違う機関だったのかもしれません。
今日も充実してるね~!
返信削除そのTシャツ・・・
ありがとう、宮武くん。