2019年9月13日金曜日

みやたのアメリカ留学 #10 後半戦スタート!

こんにちは2Aの宮田です。
前回のブログのタイトル忘れていましたね。。すみません。

さて、8日でホームステイは終わり、9日からはポリマスパークでインターンシップをする先輩方に混じり参加しています。ポリマスパークとは簡単にいうと近代建築の三大巨匠の一人であるフランク・ロイド・ライトが建てた家が保存している施設で、これらの家に宿泊することもできるのです。贅沢ですね。なぜここに保存しているかというと、もともとアメリカ各地にあったライトの建てた家が居住人がいなかったり、様々な理由で使わなくなり、取り壊すのももったいないので移築しようということになり、プロジェクトが2006年よりスタートしました。現在は、MANTYLA、DUNCAN、BALTER、BLUMの4つの家が移築されています。オーナーのトム氏は最終的には16つの家を移築してくる予定だそうです。ちなみに僕たちは光栄なことに1日目はBLUM、2日目からはBALTERに滞在しています。インターンシップの内容は5つめの家の移築作業の手伝いなのですが、15日までトム氏がいないので、それまでは割と自由に活動できます。

9月9日
午前中はポリマスパークでの活動ではなく、COURT HOUSE SQUAREという場所にやってきました。ここは裁判所で、年に1回空き家のオークションが行われます。実際に入ることができしばらく見ていたのですが口が開きっぱなしでした。魚の卸売りのように家の値段を早口で言っていき、不動産屋の人?がスッと手を挙げ、どんどん値段が上がっていく。。というような感じで迂闊に髪の毛も掻けませんでした。そのくらい迫力がありました。その後、隣にある市役所に移り、オークションを参考にしてこれから新しいマップを作る職員さんとお話しました。そこではピッツバーグの昔の様子や空き家の状況をスライドで紹介して下さり、とても勉強になりました。最後にはピッツバーグのカラーマップもいただき、貴重な経験ができました。その後昼ご飯を食べ、ポリマスパークに戻りました。この日はBLUMで一夜を過ごすことになりました。

ライトの家の特徴の一つは自然と一体化しているということです。このBLUMも大きな窓が四方に取り付けられており、周りの緑を感じられるように工夫しています。また、ライトの建築ではふんだんに石が取り入れられています。しかしながら、各部屋が窓から見えないような作りになっています。この日は満天の星空の下でぐっすり眠りました。



9月10日
この日もポリマスパークではなく、午前中はサステナブルな建築を見に行きました。サステナブルとは環境に優しい建築のことです。そこはピッツバーグやその周辺の植物や動物の模型、脱皮後の皮などがあり、興味深いものでした。その後近くにあるコンテナハウスを見に行きました。コンテナハウスはコンテナのなかに居住空間があり、一見狭いと思いますが、中に入るとそんなこともなく、快適だなと感じました。(アメリカのコンテナは日本の2倍あるのでより広く感じました。)上 コンテナハウス 下 サステナブル建築



その後、パウダーミルという施設に行きました。ここでは鳥の研究が進められています。僕たちが紹介してもらったのは、街のビルのガラスが空に反射して鳥がぶつかって死んでしまう現状に対して、専用の装置でそのシチュエーションを作り出し、反射率を変えてどのくらいでぶつかるか、そうでないのかという研究でした。日本ではこのような研究をしているかは分からないですが、そんなことを普段考えてこなかった僕は感動したとともに、興味を持ちました。



その後1時間ほど車で移動して昼ご飯を食べたあと今度はFORT LIGONIER MUSEUMという博物館に行きました。ここは1750年、60年代、フレンチインディアン戦争のころの様子や品を展示していました。最初に驚いたのは、当時の柵や家が残っていてそれらを見られたことです。家は木と土で作られていて、中がとても涼しかったです。また、ロイヤルアメリカンの衣装を着ることができ満足でした。



この日はこれで終わり、ポリマスパークへと戻りました。この日からBALTERに滞在場所が変わりました。この家は森の中にあり完全に一体化している感じがします。また、縁側のようなものや、丸提灯のようなライトがあることから日本の家と似ているなと感じました。天井にライトはなくその代わりに長方形の天窓がついていてそこから光を取り入れます。夜は少しくらいですが、日中は全く問題ありません。この日は恒例のベッド争奪戦のゲームで負けてリビングで寝ました。(十分快適でした♪)



9月11日
午前中は3回目のPhippsに行きました。1回目に行ったときにひととおり書きましたが、植物園と環境配慮建築が融合した施設で、この日は特別にスタッフしか入ることのできない施設の裏側にお邪魔しました。そこでは、今後の日本展に向けての植物やカフェで提供している野菜など様々な植物、野菜が植えられていました。また、オフィスにもお邪魔し、CEOのリチャード氏から環境を守るため施設内でに工夫していることなどを話してくださりとても勉強になり、将来にも役立つ知識だと思っています。昼ご飯は車で30分ほど移動しAMERICA JAPAN SOCIETY という日本人もいる団体の方々と一緒に食べました。短い時間でしたがアットホームな感じでとても楽しかったです。




少し移動し、次はDrew Mathieson Centerという施設に行きました。ここでは7~18くらいまでの学生たちが放課後に何かを作ったり、植物を育てたり、、説明がしづらいのですが、とにかく日本にはない施設です。スタッフの方が案内してくださった中で一番印象に残っているのは陶器が作れる教室です。そこには、1枚何十万円もする陶器が普通に置いてあり、誰でも触ることができるです。スタッフの方は「高いものでも見て触って、豊かな感性を養うんだ。」という言葉に素晴らしい考え方でと思いました。できるものなら学んでみたいとおもうようなセンターでした。
その後、以前訪れた木造芸術家の有本氏に工具のお話の聞き、これも以前訪れた自転車ミュージアムに行き、1日が終わりました。毎日の内容が濃くて、貴重な経験をたくさんできてとてもうれしいです。まだまだがんばります!




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