2016年8月29日月曜日

ネパール6日目

今朝は目覚めが悪く、ジルが朝ごはんの時間だと起こしにくるまで眠っていた。
午前中は読書にふけった。この調子だともう読み終わってしまうなと危機感を感じながらもページをめくる手は止まらず、僕は物語の世界に引き込まれていった。
昼食の後は、また村へ探険に出ようと考えていたのだが、雨が降ってきたので断念。ネパールの雨は粒が大きいと感じた。トタン屋根に雨粒がぶつかってリズミカルにトントンっと音を奏でるのは心地よいが、僕はしとしとと降る霧に近い粒がとても小さい静かな雨のほうが好きだ。予定がなくなってしまったので課題を進めようかとも思ったが、気が乗らなかったので読書の続きすることにした。湿っていて少し肌寒い空気が心地よかったのでフリースを着こみ、屋根のしたに椅子を置いて読むことにした。けっきょく二時間くらいで読みきってしまった。本の内容を語りはじめると止まらなくなるので明記することは避けるが、終始切なく、胸が締め付けられる作品で、読み終わった後は、椅子に腰掛けたまま余韻に浸るというか、呆然としていた。
その後はシャワーを浴びて、だれかメンバーとトランプをしようと考えたが皆部屋から出てこないし、トランプでタワーを作ったりしながら物思いに耽った。
夕食ではチキンがでた。骨などはそのままでぶつ切りにしたものなので、食べるのに苦労したが美味しかった。
夕食の後は満天の星空を眺めながら、ただただぼーっとしていた。無心というやつだ。
だが、こうしてのんびりとした時間を過ごしているときは、いつも心のどこかで、「たくさんの人が支えてくれ、やっとの思いで実現できた留学だ。何かしなくちゃ、何か掴み成長して帰らなくちゃ」と焦る。
明日からまた活動だ。気を引き締めていこう!

それでは、また明日。

2 件のコメント:

  1. 松本君、
    何かしなきゃと焦る気持ち、とってもよく分かります。
    でも、日本とは全く異なる生活環境のネパールで、
    自分で考え、何かあった時は自分の力で解決して、
    ネパール生活に溶け込むようにして毎日を過ごしている松本君。
    たったそれだけでも、十分すごいことだよ。
    大丈夫、大丈夫!

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  2. もうすでに
    いくつかの苦難を自分なりに努力し
    自分のものにしてきてるから焦らなくてイイよ。

    一人で頑張ってみて
    普段、どれだけの人たちが朝陽のことを思って
    心配し、応援してくれてるのかに気づけただけでも
    大きな成長やね。
    きっと、これからまだまだ成長するよ。

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