2016年9月15日木曜日

ネパール23日目

「Good morning」で始まる日々にも慣れた今日この頃。最近は朝食の席でリカードが皆の出身地のお天気ニュースを自主的に行い始めた。「京都は27度で雨。今日も京都は暑いな。マンマに傘忘れんなよって言っとけよ。」等とりとめのないコメントも添えてくれる。お天気ニュースの意図はよくわからないが面白いのでよしとしよう。
午前は茶畑で野鳥の観測だ。毎回観測場所を変えてくれ、そのおかげで観測できる鳥の種類もおおきく変わるので観測のしがいがある。今日は14匹。最近は雨季も終わりが近づき野鳥の姿も多く見受けられるようになってきた。
午後はラジが野鳥のすみかが見られる絶好のポイントに連れていってくれることになった。小一時間程歩くと脇に背丈ほどもある藪が茂り始めた。まさかここを行くのかと焦ったが、まさにそのまさかが的中。ヒルの温床とも言える藪を突っ切って行く。しばらくしてそのポイントに到着。谷の崖の近くから対岸の崖にある野鳥のすみかを見るみたいだ。しかしそのポイントも藪の真っ只中で、皆ヒルの処理でそれどころではなかった。なんせ1匹追い払う間に2匹登ってくるのだ。けっきょく虫除けスプレーを根元となる地面に噴き付け、なんとかヒルを追い払い、双眼鏡を覗くことができた。
鳥たちの給餌の姿など貴重なシーンを見ることができたが、それにしても骨の折れる観測だった。
帰ってきた後は冷水シャワーで体を冷やし、冷えた体をリカードとの卓球とバドミントンで温め、少し机に向かいペンを走らせ、夕食をとった。
夕食のあとは、日課のようになった「ハーツ」というトランプのゲームと団欒を楽しむ。今日は自分の家族について各々話した。日本人のような謙遜はないので、「僕のお母さんめちゃくちゃきれいだろ?」とか皆素直に家族を褒めていて、とても素敵だなと感じた。

調査にいけるのもこうやって団欒を楽しめるのももう残り少ない。1日1日を大切に過ごそう。

それでは、また明日。

1 件のコメント:

  1. 松本君
    「出身地のお天気ニュース」
    めちゃ楽しいやん!
    日本はまだ残暑が続いてますが、松本君が帰る頃は
    出発した頃に比べるとかなり秋めいてると思います。
    毎日、とりとめもない会話をしそばにいるのが当たり前の
    ようになった仲間は、もう家族みたいなもんですね。
    さよならは確かに辛いものになるでしょう・・・
    残り10日ほど、大切に過ごして下さい。

    返信削除