2016年9月13日火曜日

Star Gazing

 ニュージーランドとの出会いのきっかけとなった星空。ここを目指して星空案内人になり、トビタテ留学に挑み、そして今私の頭上には夢見た夜空が広がっています。星の輝く晴れた日は、必ず毎日観測し、日々星空を写真に収めています。南半球の星空にようやく慣れてきました。

 ニュージーランドは高い建物が一切ありません。つまり、とても空が広く低いのです。わかりにくい表現かもしれませんが、簡単に言うと日差しや月明かり、星の輝きが強く、地平線近くの星まで観測することができるということです。日本ではごくわずかな限られた場所でしか体験できない観測条件です。

 南半球では太陽は東から昇り、北を通って西へ沈みます。また、北半球で見える星座はさかさまになっています。この説明を言葉でするのは難しいのですが、北極が上、南極が下の向きになっている地球を宇宙から見てみましょう。重力は常に地球の中心に働いています。大げさに想像してみてください。まず、北極に人を立てます。北極に立てば、今想像している地球の絵に対して直立しています。足を地球の地面となる円周から離さずに南極のほうへスライドさせていくと、北極の時の直立に対して逆さまになっていることがわかります。つまり、星座や星が逆さまになっているのではなく、同じ星を私たち人間が違う向きで見ているということです。

 多くの星を見ることができる、その機会がたくさんあるこのニュージーランドは、私にとってかけがえのない宝物であり、星空を多く学ぶ最高の場所です。天の川がくっきりと見えるのはいつぶりだろうと毎日思います。

 毎晩完全防寒装備で鼻を垂らしながら星空写真を撮っていると、ホストファザーに「仕事に行くエルフみたいだ」と笑われます(笑)ベンチコートにマフラーをぐるぐるにしてニット帽をまるかぶり、手袋を装備して、片方の肩でカメラの三脚を担ぎ、もう片方の手に大きなライトを持ち、カメラを入れたカバンを提げて極寒の外に飛び出します。毎日飽きもせず星を見る私を見て、ホストが天文台を見つけて連れて行ってくれることになりました!私の知らなかったところで驚きました。先週末行こうとしたら、曇天になってしまい次の機会になってしまいました。

 今週末はいよいよテカポに行きます!!!!!

真ん中に流れるのが天の川。右上に南十字星。

写真中央に南十字星。

レンズを変えて無理矢理拡大してみました。

さらに南十字星によってみました。

改めて天の川と中央に南十字星です!

レンズが凍ってきてぼやけています。でもこれはこれで素敵かなと(笑)
ちなみに映っているのは日本ではなかなか観測しにくいカノープスです。

1 件のコメント:

  1. 山川さん
    好きなことはつらいと感じないもんです!
    星ってほんとはこんなにあるんですね。
    実際に見たらきっと感動して泣くだろうなぁ・・・
    ここまでくるまでには山川さんの努力もあるけど
    たくさんの人たちの思いが後押ししてくれて
    今、大好きな星空を見上げていられることを忘れないでね。

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