2016年9月23日金曜日

ネパール30日目

昨日は大きな疲れと無事終わった安心感からかベッドでブログを書く間もなく眠りに落ちてしまった。申し訳ない。

今朝は目が覚めたときから全身の筋肉痛に襲われた。本当によく歩いた。実は昨日アメリカのジョシュアという新しいメンバーが加わった。困った顔のトイプードルみたいで身長は僕よりも一回り大きいくらいの男性だ。今日は1日かけての調査で普段よりもハードな上に体も痛む。しかし調査に出られるのも後2回。カールとフレッドは休んだが、僕は行くことにした。猿がよく観測されるロッジが目的地だ。途中幾度となく家畜が道をふさいで立ち往生となったが、なんとかロッジに到着。途中にある草原ではオウムの1種だろうか、長い嘴に白と茶のストライプの羽、長い冠毛の、手のひらより少し大きいくらいのレアな鳥を観測できた。ちょこちょこと歩いては地面をつつき餌を探す姿がなんとも愛らしく、愛鳥家のぼくは文字通りメロメロで双眼鏡を構えていた。
ロッジでは期待通り3匹の猿が観測された。白い体毛に黒い顔。一般的な猿に比べて少し小柄で身軽だ。笹藪を元気に走り回っていた。
立ち寄ったロッジではいまや好物とも言える伝統食のダルバートを頂いた。ダル豆のスープに、タイ米、カレー味のじゃがいもに、葉野菜の一品がついたりつかなかったりというのがベーシックなスタイルだ。ダルバートは各家庭ごとにテイストがかなり違い、それもまた楽しみの1つなのだが、今回頂いたダルバートは今までで最も辛く、なかなか手こずった。また、隣でジョシュアが不満気な顔で、これ甘口すぎるよと文句を言っており戦慄した。
夕食の席ではマリオンがベジタリアンということを知った。身近にふれあうはじめてのベジタリアンというわけだ。なぜ肉や魚を食べないのか聞くと、もともとは食べていたが、狭いおりに閉じ込められたり、ひどい殺され方をして牛や鳥が僕らの食卓に並ぶことを知り、食べるのをやめたらしい。すごい意志の強さだと感じた。

明日が最後の調査だ。

それでは、また明日。

1 件のコメント:

  1. 松本君
    ほんとにたくさん歩いてるね!
    出発前の怪我が影響しなくて良かったよ。
    オウムや猿にも出会えたし行ったかいがあったね。

    そういうベジタリアン、
    納得します。。。

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